北欧の照明
CARNAに毎週、北欧の照明ブランドLouis poulsen(ルイスポールセン)より
”今週のルイスポールセン”と題して、建築、住宅、照明などの美しい
写真がメールで送られてきます。
バタバタと仕事に追われ、メールの山にうんざりしててもこれを開くと
ホッと一息つけて、また頑張れる素晴らしい写真達!
いつも届くのを楽しみにしています。
今回ルイスポールセン社に当ブログでの掲載の許可を頂いて一部ですが
添えられてくるコメントと一緒にご紹介。
デンマークの人たちは、ちょっとしたスペースを見つけると、
必ず椅子と灯りを置きます。
室内だけでなく、屋外でも同じように、寛ぐ場所と灯りは
いつもセットです。
ポール・ヘニングセン設計のホテル。
夏のデンマークは日が長く、屋外に座って、夕暮れの時間
(ブルーアワー)を何時間も楽しむことができます。
デンマークで見かけた建築のスカイライト。
光が常に斜めから入り込むことを、デザインに生かしているようです。
(夏至の太陽高度 デンマーク: 57.5度 日本: 78度)
1: 円錐形の開口部が、光を柔らかに取り入れます。
コペンハーゲン・ビジネス・スクール 「キーレン」
ルンゴー&トランベア・アーキテクツ
2: トラポルト美術館 筒状の布シェードを使って、拡散光を内部に取り込みます。
京都「俵屋旅館」が手がけるカフェ、「遊形サロン・ド・テ」
明治時代の町家を改装した空間に、それぞれ家具やアートの異なるコーナーが、
魅力的です。
低い窓から入ってくる光で、心地よい落ち着いた雰囲気です。
1: 「トルボー155」を意図的にジャンピングさせて、柔らかい印象にしています。
2: 壁上部は塗装せず、元の壁の仕上を剥がして下地を見せているそうです。
1: Blue Cross Blue Shield社の食堂
2: Renaissance High School アメリカミシガン州
ベルリンにあるレストラン「Sale E Tabacchi」
交通量の多い殺伐とした道路から見ると、ウォールランプの光にほっとします。
乳白ガラスのシンプルな照明のように見えて、透明なエッジのきらめき,
裏側に映り込む光のグラデーション、アーネ・ヤコブセンらしい細部への
こだわりが、「AJエクリプタ」の美しい光を生みだしています。
非常に残念ながら、地震の多い日本では、天井付けは禁止です。
設計: Max Dudler http://www.maxdudler.com/
デンマーク王立図書館
黒い花崗岩を磨き上げたファサードは、さらさらとしたレンガや
壁の質感が特徴的なデンマークの多くの建築の中でも、異質な存在感です。
海辺で黒く光り輝く姿が、「ブラックダイアモンド」と市民や観光客に親
しまれています。
1: 後ろにはレンガ造りの旧館が位置します。
2: 太陽が出る日中は、常に日光浴を楽しむ人でにぎわいます。
建築設計: SHL (schmidt hammer lassen architects)
http://shl.dk/eng/#/home/about-architecture/library-culture/the-royal-library/download
コペンハーゲンにあるワインバー「Vinbar Ved Stranden」
世界で一番キャンドルを消費する国、といわれるデンマークでは、キャンドル
を置くのと同じように、いたるところに照明器具を置きます。
こちらのバーも、あたたかい光に囲まれて、住宅のような寛いだ雰囲気です。
コペンハーゲン大学のすぐ裏にあるブック・カフェ「Paludans Bookstore & Cafe」
2: コペンハーゲン、ニューハウン地区
コペンハーゲンのレストラン「Kadeau」
最後にこれぞデンマークと思わせるカット
2014年オープンの「Copenhagen Street Food」
屋台やスタンドで、世界各国のB級グルメを気軽に楽しめる場所です。
カジュアルな雰囲気でも、カウンターやテーブルの上に機能的な照明が
設置されているのが、デンマークらしい光景です。
建物はコペンハーゲンの王立プレイハウスの対岸、パピローエン(Papiroen 紙の島)にありますが、
これまでずっと倉庫として使われ、「コペンハーゲンで最も醜い建物」とまで呼ばれていました。
Copenhagen Street Foodは、この敷地の再開発が始まるまでの間、運営されます。
ALL Photos Copyright: ルイスポールセン